検品基準

ボード屋の検品基準をここに記しておきますので、予めご理解の上でお買い物を楽しんで下さい。 当店で通常価格で販売されているものは、店舗で売られているものに比べ状態の劣るものは一切御座いません。 お客様自身で現物確認が出来ないからこそ、当店では検品基準を明確にし、値引きに相当するものは販売価格に必ず反映しています。

検品基準に照らし合わせ、状態の説明記載の必要有りと判断した項目はボード自体にシール(マーク)したままお客様のお手元にお届けします。このことでお客様自身が状態の確認ができる他、シール(マーク)されていない場所のダメージなど無いか簡単に検品しやすくしています。

修理の必要ないボードのみ販売していますのでご安心下さい。

 

記載対象項目

 

F= フォーム抜け
FCSスクリューよりも小さなフォーム抜けは品質、強度等全ての面で問題にならないため検品確認していても説明書きしていません。 小さなものでも複数あるものや、FCSスクリューよりも大きなフォーム抜けは特記事項として説明書きします。
参考記事「フォーム抜けとは」サーフボードに関するFAQ https://bo-doya.com/faq-surfboard/

 

F2= フォームの淀み
PU,EPS共にフォームが製作さられる段階で稀に淀み(ムラ)が生じることがございます。この淀みはシェイピングするまで確認できませんが、品質、強度に問題はございません。

 

F3= フォーム抜けの補填
ラミネート前に判明しているフォーム抜けにフィラーで補填を施してある事を、「フォーム抜けの補填」と記載しています。

 

M= 異物混入
カーボンパッチや繊維などの塵がボードに付着していることがあります。 間近では見えるものでもボード全体が見える位置から肉眼で確認できないもの、及びカーボンパッチやストリンガーから飛び出したものは説明書きしていません。

 

✔︎= 汚れ
稀に綺麗に落とすことのできない汚れが付着していることがあります。 間近では見えるものでもボード全体が見える位置から肉眼で確認できないものは説明書きしていません。

 

B= 気泡
樹脂をコーティングする際に気泡が混入したまま乾燥されることがございます。完全に樹脂内に確認できる米粒程度のものを示しています。

 

B2= 気泡の跡
樹脂内にできた気泡の天井部が仕上げのサンディングにより削られ、ボード表面にできる小さな穴を指します。フォームまで達していないものを印しています。

 

G= クロスの目
ガラスクロス(繊維)の目が目視で確認できますが、表面は滑らかに仕上げられています。

 

S= 擦れ
表面に擦れてできた跡が細い線状で確認できます(傷では御座いません)。指で触っても段差などはございません。

 

S2= 擦れ
指で触って分かる擦れから出来た細い線状のものです。割れではなく、あくまでも樹脂の表面に確認出来るものです。(全ボード検品対象項目です。)

 

『E』= 光にかざすと分かる程度のエクボ
ボードを光にかざして目視で確認できるエクボを指します。中古ボードではノーズエリアのみエクボの有無を確認しております。フットスタンス(デッキ面ノーズエリアを除く)に確認出来る凹みはエクボとは別に「フットマーク」とし検品結果を掲載しています。

 

『E2= 指で触ると分かる程度のエクボ
見た目では確認し辛く指で触って分かるエクボです。写真では凹みではなく、該当特記事項の所在が分かりやすい様に掲載しています。

 

『L』= 白線
ボードを見る角度によって確認できる白い線を指します。凹みや傷ではなく強度に問題はございません。

 

C= 引っ掛かりのない樹脂内の割れ
樹脂内に確認できる割れで、触っても引っ掛かりが無いものを示します。 

 

C2= 微かに引っ掛かりのある樹脂割れ
爪で軽く引っかかりが確認出来る程度の樹脂割れです。フォームに達してはおらず、 修理の必要ない程度のもを示しています。

 

 

G2=クロスの目のザラつき
ガラスクロスの目が目視で確認でき、且つ触ってザラつきを感じる状態です。繊維がほつれや切れ端が表面に出ている状態も同様に印しをしています。

 

 

J= 樹脂の淀み 
樹脂の伸ばし具合や空気の触れ加減で発生する微妙なムラを指します。品質、強度への影響はございません。

 

J2= 樹脂の結晶化
樹脂を乾燥させる際の気温差によって樹脂内に発生した結晶化を指します。品質、強度への影響はございません。

 

J3= 樹脂の欠け
樹脂表面の微かな欠けを示します。フォームまで達しておらず浸水の恐れが無いものです。(全ボード検品対象項目です。)

 

 

記載対象項目<中古ボードのみ>

写真では分かりにくいボードの「状態」「日焼け」「フットマーク」を当店の基準で表示しています。

各アイコンをクリックすると、程度の位置付けが確認できます。

 

R= プロによるリペア
プロによる修理跡は表面が滑らかにきれいに仕上げられています。

 

R2= 素人によるリペア
中古ボードに見られる素人の方のリペアは少し凹凸が残る仕上げですが、再度リペアが必要ではないと検品判断したものにのみ印しております。

 

D= 打痕
外からの衝撃によってできた凹みを示しています。フットマークやえくぼとは区別しています。

 

P= 剥離
サーフボードはフォーム、ガラスクロス、樹脂の層からできております。特にインレーやロゴを入れ込むことで更に層が重なる箇所は、製作工程でこの重なりに隙間が発生することがございます。この隙間を剥離としています。品質、強度に問題がないもののみ掲載しており、押して軽く凹んだり、リペアが必要なものはございません。

 

『アウトレット』
製作間もないボードでもアウトレットとして買い付け出来たボードは、使用に差し支えはありませんが当店通常価格ではなく、セールとして販売しています。アウトレット品とされている理由は個別に説明しています。

検品は外見をくまなく目視しますが、発見できない不具合は極稀に存在します。でもご安心下さい。使用後でも時間経過に伴う劣化を除く初期不良に限り、状態に応じたリペア相当額の返金、または返品、全額返金をご提案差し上げています。