フューチャーフィンについて

フューチャーフィンは取り外しのできるフィンながら、
よりオンフィンに近い乗り心地を実現したフィンシステムです。

その特徴ともいうべき点、フィンボックスとフィンがタイトに出来ているがために
フィンの取り外しに苦労することもあります。

 

▼フィンネジのトラブル防止に!

サーフボードがお手元に届いたら全体をくまなく検品後、下記の様にするとフィンネジのトラブル防止に絶大な効果を発揮、維持します。

1)フィンネジの先端をネジ穴から出します(フィンボックスの内側へ出します)

 

2)フィンネジの先端に潤滑油をスプレー (ネジの六角穴には付着しないように)

 

3)フィンネジを戻します。

 

これだけの行為でフィンネジのトラブル防止に絶大な効果を発揮、維持します、是非お試し下さい。

 

 

▼注意点

フューチャーフィンは深さの異なる2種類のフィンボックスがあります。 フィンボックスに「 f 」と表示のあるサイド用は3/4インチ(1.9cm)と深く、フィンボックスに「x」表示のあるセンター及びクアッドリア用は1/2インチ(1.27cm)と浅くできていますので、フィンを適当な位置に差し込んで下さい。


 

▼フィンがきつくて入らない時の対処法

フィンが入らない原因はフィン自体の問題、またはフィンボックスの問題の2つございます。
先ずはどこに原因が有るか見つけます。

1.フィンボックス内やフィン自体に「バリ」や「樹脂の付着」やスクリューが出ていないか確認。フィンボックス内外に「バリ」や「樹脂の付着」が浮き出ている場合はマイナスドライバーで樹脂をこそぎ落としてください。
(写真参照)

2.他のフィンをお手持ちでしたらそのフィンが入るか試す。

3.他のフィンが入る場合、入らなかったフィンを調整します。
 ※長さが入らない場合と幅が入らない場合で削る位置が異なります。(写真1,2参照)

4.フィンはフック(フィンの後ろ)からはめます。
 この際、フィンとボックスに隙間無くはめる必要があります。
 少しでも隙間が有るようでしたら、改めて①フィンボックス内に「バリ」や「樹脂の付着」など無いか確認。
 付着無くても隙間が生じ、フィンの前側がボックスに入らない場合。
 紙ヤスリの他、爪切りに付属しているヤスリなどでフィンの後ろ側をヤスリがけして調整します。
(写真参照)


5.フィンの後ろが隙間無くはめられていてもフィンの前側がボックスに入らない場合。
 フィンの前側をヤスリがけして調整します。
(写真参照)

6.フィンが入らない場合、フィンのベース、フィンボックスの幅を計測し問題箇所を探し出します。
 フューチャーフィンベース幅 :7mm 
 フューチャーフィンボックス幅 :7mm

7.他のフィンでも入らない場合、フィンボックスの穴にカッターを直角に当て、溝と平行に引きながら微かに削るか、ヤスリで調整します(写真3参照)

フューチャーフィン長さが入らない場合

<写真1>フューチャーフィン幅が入らない場合写真2>

フューチャーフィンボックスを調整する

<写真3>

 フィンボックスは柔らかなプラスチック製です、既に多くのサーファーが自身の手で解決されています。
ご自身の手でやりたくない方は返品も可能ですが、送料のご負担を頂きます。

 

▼フィンを取り外しできない時の対処法

フューチャーフィンをはずすにはコツが有ります。 写真で手順をご確認ください。

1)フィンがネジ止めされている場合、ネジを抜き取ります。
シリコングリース等の潤滑剤をネジ穴、フィンが固定されている部分に吹き付けます。

2)フィンの前部、後部を交互にトンカチ等で小突く。
潮や砂の固まりをなくします。

3)ネジ穴よりも細いドライバーを利用し、ネジ穴からフィンを浮かせていく。

4)ボードを足元に置き、ボードがぐらつかないように足で固定。
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5)ネジ止め部分だけを赤矢印方向に、グッと引き上げてください。
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▼ネジが回らないときの対処法

1)ネジ回しは古いものを使用されていませんか。
ネジ回しの山の角が使用経過と共になくなり、ネジ溝の山を舐める可能性がございます。

2)ネジ回しをそのバカネジに合わせ、トンカチで数回ネジ回しを叩くと
スルッとネジが回ることがあります。

3)適正サイズよりも1サイズ大きい六角レンチで上記をしてみる。

4)ねじ山を大きいマイナスドライバーで叩いて、ねじ山がマイナス状になったらマイナスドライバーで回す。

5)ネジの取れない時に役立つ道具「Ez-out」を使用する