フィンと一口に言っても、サイズ、形状、素材や、目指すサーフスタイル、ボードコンセプト、波質等によって サーフィンに与える影響は様々です。
フィンはサイズ、形状、素材により、それぞれ特徴があります。
▼サイズの違い(体重から選ぶ)
フィンはご自身の体重に合ったサイズを選びましょう。
基本的に、フィンはサイズが大きければ大きいほど安定性、直進性に優れ、
小さくなるにつれて、回転性、機動性が高くなります。
X-SMALL 55kg以下
SMALL 55kg~70kg
MIDIUM 65kg~80kg
LARGE 75kg~90Kg
X-LARGE 85Kg以上
初心者の方、特にテイクオフの練習をされる方は大きめのフィンを選ぶことで安定性が高まり、
テイクオフがしやすくなります。 また、脚力が弱い方、女性の方などは、ワンサイズ小さめを
選ぶことでボードを動かしやすくなります。
▼形状による影響(ベース・面積・角度・素材)
<ベース>
フィンはベース(ボードに接している面)が広く、面積が大きく、角度の強いフィンほど
スピード性、直進性、ドライブ性に優れ、ベースが小さく、角度の弱いフィンほど、
回転性に優れた特性があります。
<面積>
フィンの面積が多ければ安定性が高く、面積が少なければルースなフィーリングを味わえます。
<フィンの角度>
フィンの角度が弱いと水の抵抗が少なくなるため回転性に優れ、リッピングなどのアクションがしやすくタイトなターンに向いています。小波やパワーのない波向け。
フィンの角度が強いとターン時にホールドするため、粘りのあるドライブの効いたターンに向いています。サイズのある波、パワーの有る波向け。
▼テンプレートの違いによる特徴
【PERFORMER】
ターンとターンの間で、反応性とスピードのバランスを取れるよう作られています。
幅広い種類のサーファー、コンディション、ボードに対応可能な万能フィンです。
加速力、バランス性と反応性の高いオールラウンドに使えるフィンデザイン。
【REACTOR】
ターンとターンの間で、反応性とスピードのバランスを取れるよう作られています。
幅広い種類のサーファー、コンディション、ボードに対応可能な万能フィンです。
タイトターンやスナップといった技がかけやすい掘れた波用のデザイン。
【ACCELERATOR】
ハイスピードターンのコントロール性を重視したデザイン。
【CARVER】
パワフルなドライブターン、オープンフェースの波用にデザイン。
▼素材の違いによる影響
フィンは、その硬さ、柔らかさの度合いによるフレックス性の違いにより、ドライブ性等に大きな影響を与えます。
柔軟性のあるフィンはフレックス性が高く、コントロールがしやすいため、パワーのない波や小波向きです。
また、女性や脚力のない方、初心者サーファーにもおすすめです。
硬いフィンは、パワーのある波やサイズのある波でスピードがついた時でも、水をホールドしてくれるため、
ターン時など、反発によるドライブが効いたサーフィンが可能。脚力のある方や中上級者のサーファーにおすすめです。
FCS2フィンの素材(柔らかい順)
グラスフレックス
最もフレックス性の高い素材を使用し、
加速をつけたまま、アクションを起こしやすい。
初心者の方におすすめ。
NEO GLASS
軽量なファイバーグラス素材を使用。
ある程度の固さがあり、クイックなレスポンスが可能
NEO Carbon
柔らかいネオグラスにカーボンを追加することで軽量、かつバネのある仕上がり。
小波でもスピードを生み出しながら、ターンのきっかけが作りやすいパフォーマンス性も備えています。
フレックス性のバランスの良いファイバーグラス素材を使用。
あらゆるコンディションで使用可能で、ドライブ性、スピード性
コントロール性のバランスに優れている。
PC+AirCore (パフォーマンスコア+エアーコア)
PCと同じポリウエレタンフォームコアを使用。
ファイバーグラスの量を減らすことで軽量化を実現。
より軽量、高速、クイックなレスポンスが可能です。
PCカーボン
固く、軽量なファイバーグラス素材を使用。
高いレスポンス性があり、パワーのあるサーフィンに対応。
PG(パフォーマンスグラス)
最も固く、オンフィンに近いフィーリングを味わえる。
正確で高いレスポンス性があり、クリティカルな動きが可能
中級者以上向け。
▼フォイルについて
フォイルというのは、フィンの内側および外側の面の形状を指します。
フォイルは形状によって水の流れが変わることでフィンだけでなく、ボード全体に
影響を与え、サーフィンの乗り味も変わってきます。フォイルの形状には
フラットフォイル、インサイドフォイル、50/50フォイル、80/20フォイルなどがあります。
フラットフォイル
外側に丸みがあり、内側がフラットの形状です。
ドライブ性、回転性、ホールド性のバランスが良く、どんなコンディションにも対応します。
インサイドフォイル フィンの内側に曲線の凹みがあり、水流の抵抗を抑えたデザインで、
ホールド性と加速性が増します。
50/50フォイル 両面が丸みを帯びたデザインで、両面への水流が安定しているため、
コントロール性が高くなります。センターフィンに使われます。
その他、80/20フォイルや70/30フォイルがあり、これらは 主にサイドフィンやクアッドのリアサイドフィンに使用されるデザインで、
あらゆるコンディションにおいてスムースなターンやレールトゥレールが行いやすいという特徴があります。
▼フィンの特性まとめ
FCS2プラグには旧FCSフィンを使用する際に必要となるスクリューが付いていません。
当店ではスクリューやスペースを埋めるキットを取り扱いしています。